久方ぶりのエントリー。
遅々として進みませんが現況に追いつけるよう頑張ります。
さて内燃機加工に出していた諸々が帰ってきた。
まずブロック。親メタルの適合はOK、スタッドボルトは特に腐食も酷くないので
そのまま使用。下準備としてライナーが収まる箇所を丹念に掃除。
このわずか数ミリの幅にか細いOリングだけで水側とオイル側が隔てられるのでここは丁寧に。
スタッドボルトは腐食を軽く落とし、ネジ山はダイスでさらっておく。
他のスタッドボルトもそうだけど、もともと表面がいわゆる「黒さび」の状態なので
無理矢理はがしてしまうと酸化物被膜による保護が失われてしまうのでほどほどに。
外側も積年の汚れを落として綺麗な鋳肌が復活。ブロック内部、水路も丁寧に洗浄。
ラッキーなことにそれほど堆積物が酷いというわけでは無かった。
次は懸案のクランク。
やはり痛めた2番が1アンダーで収まらずに肉盛り&研磨の要修正となった。
持ち込んだメタルで既にクリアランスが出るよう初期ラッピング済みなので、
位置や順序を間違えないよう自分で解るようにマーキングして整理。
そしてヘッド。加工後のヘッド面は虹色に輝いて美しい。
組んでしまえば見えなくなっちゃうんだけどね。
スタッド周辺に若干の腐食痕が残ってしまっているが、経路が繋がってしまう
わけではないので問題なし。ほんのわずかな面研で済んだようで、まだまだいけるかな?
#次回があればビッグバルブ… ポート拡大…
カムホルダーも問題なし、バルブシートもばっちり。