2010/08/31

名古屋行 番外編

トヨタ博物館・2階の、あまりアピールしていない入り口を覗くと…

1929 ウーダン種の鶏




































1928 雄鶏の頭





















1928 勝利の女神
日本では鍋島侯爵のイスパノ・スイーザに付けられていた。






















 1928 孔雀の頭




































1928 大トンボ





































1928 チャボ





































あまり知られていないのか自分が無知だったのか、アールヌーボー〜デコ期のガラス工芸品で有名な
ルネ・ラリックが量産したラジエターマスコットを、全種類常設展示しているのは(おそらく)
世界中でここだけだそうです。29種類32点、立像1点の堂々たるコレクション。
バブル期にはコンプリートコレクションで億の値段が付いたとかなんとか…
まあそんな下世話なことは置いといて、作品はどれもすばらしい。
アールデコ好きな自分としては溜息しか出ません。
もう一度これを見に行きたい、ぐらいの勢いです。

ラジエターキャップが露出していた時代だけに存在し得たカーマスコット。
ただでさえ自動車が高嶺の花だった時代に、さらに優雅さを競うように
こんな洒落たものを。本物の贅沢を垣間見ました。



名古屋行part2

いやしかし時間が過ぎるのが速い、速い。
さて名古屋行第2回、トヨタ博物館の続き。
前回紹介したのは2階、1800年代末から1930年代までの欧米車たち。
3階へと上がると1930年代からの日本車たちへ。


1935 筑波号
ノックダウンではない、初の純国産FF車の流れを汲む筑波号。
詳しいストーリーはこちらで。





















1955 フライングフェザー
未だ一般的では無かった自動車をあまたの国民のために。
調達可能なコンポーネントでやりくりしたミニマルカー。





















1957 スズライト SL型
鈴木初の自動車であるとともに、メーカー規模での本格的な軽自動車の
先駆けでもある。





















1961 マツダ R360クーペ KRBB型
サイドとリアはアクリルウィンドーだそうで、アルミやマグを用いたエンジン
(RR・縦置きVツインOHV)と相まって、軽量化オタクのマツダはここからか!?





































1961 日野コンテッサ PC10型
長らくルノー4CVのノックダウン生産を行っていた日野がその技術を
用いていよいよ独自のクルマ造りを。





















1966 ダットサンサニー B10型
初代のサニー。2ドアセダン。何故ニッサンはサニーを止めてしまったんだろう。
ああサニートラックが欲しい。





















1968 トヨタ2000GT MF10型
だんだんキャプションが小学生になってきました。
小学生で思い出しました、通学途中の板金屋に2000GTが入っていたのを
強烈に覚えています。お尻しか見えなくて、勝手に中入ろうとしたら
怒られました。ですので今回じっくり見られてラッキー。






















1970 トヨタ7
〆はこいつで。5リッター+ツインターボ、グループ7の化け物。ただし実戦歴は無し。
たらればだが日本グランプリが中止にならなければ、さらに川合が事故死せず
Can-Amに討って出ていたら…






















実際にはもっと多くのクルマが並べられており、さらに新館のほうでも当時の文化世相と
からめたクルマの展示があり、じっくりと見て廻ったら一日たっぷりという感じ。
加えて、自動車関連の書籍を集めたライブラリーもあり、こちらもかなり楽しめます。
自動車関連の旧い洋書なんて普段全く眼にしないので新鮮でした。

名古屋に行かずとも、東京でこんなイベントがある。
そういえばお台場にもトヨタの施設あるじゃん!! 行ったこと無いけど…

2010/08/28

宇宙船

たまに近所に舞い降りる
乗り逃げしたい


2010/08/06

名古屋行part1

先週の日曜日、何故か拉致されて名古屋行。
よくよく考えてみると、いままで名古屋に降り立ったことが無かったような気が。
人生初名古屋!?


東名高速で真っ赤な宇宙船を抜き去り





















まずは名古屋名物・モーニングで腹ごしらえ。




































本日の主目的地、鈴商へ。
スパッセ-Vは着々と造られています。色々と許認可が大変だそうだ。






















ちなみにLOLA T-70 Ex.タキ・レーシングは既に売却済み(国内)でした…
T-280も(こちらは海外へ)…
それでもDFVベースのケン松浦チューン5バルブ・ヤマハOX77を積んだ
(現車のエンジンは5バルブかどうかよく見なかった)フットワーク・マーチ・ヤマハ
F3000(亜久里車)やブラバムBT-15 F3、abarth 1000TCR、YAMAHAのTD-3? かな、
まあ珠玉のコレクションを楽しめました。今は忙しすぎてこれらを構ってやれないらしく、
ホコリを被っていましたがいつかまた走らせてください!

さてお次はアウトガレリア・ルーチェへ。Ferrari SP1が置いてある…かと思いきや
残念ながら当日は不在でした。

ちょうどお昼になったので徳さんが昔からの馴染みのお店でお約束のミソカツを。





















お腹が膨れたら午後はトヨタ博物館へ。
では適当に何台かピックアップ。

1898 ド・ディオン・ブートン 1 3/4HP
ド・ディオン・アクスルでおなじみド・ディオンの3輪車。
ガソリンエンジン。




































1908 イソッタ・フラスキーニ tipo I
コパ・フローリオなどでも活躍したクルマ。
Bore*Stroke=145.5*120mm 7970cc 85hp max1800rpm
inline-4,T-head(side valve)





















1913 プジョー ベベ
あのエットーレ・ブガッティ設計、小型2座の大衆車。
EBなれど大量生産のためなのかごく普通。 





















1926 ブガッティ T35B
直列8気筒SOHC2300cc スーパーチャージド。





















1930 アルファ・ロメオ 6C1750 グラン・スポルト
直列6気筒DOHC1750cc こちらもスーパーチャージャー付。





















1934 デソート エアフロウ シリーズSE
その名の通り流線型を意識した外装。





















1936 ランチア アストゥーラ tipo233C
ボディ架装はカロッツェリア・ピニンファリーナ。
流麗なストリームラインとアールデコのエッセンスが垣間見える。





















1936 FIAT500 “トッポリーノ”
元祖500、ハツカネズミ。





















1938 キャデラック シリーズ60スペシャル
同様にストリーム・ライン大流行の頃。





















もう少しあるので続きはpart2へ。