2010/03/31

cuore sportivo vol.3

内燃機加工屋さんに依頼したことのまとめ。

ヘッド面研磨
特に数字を指定での面研ではなく、必要なだけの面の修正。
ちなみにヘッド高はおそらく一度も研磨したことがないと思われるほど
充分に厚さがあった。バージン!?

カムホルダーのチェック
新たに購入したカムと収まるヘッド側のチェック。
ジュリアはメタルが入っていないタイプなので、もしホルダが痩せていたら
ヘッドが使えない可能性もあり。

カム山の逃げ加工
勢いでちょっとリフト量の多いカムを購入したので、カム山が当たる箇所に
逃げ加工を指定。


バルブガイド打ち替え
購入したマンガン黄銅製ガイドのインストール。IN&EX全て。

バルブシート製作&打ち替え、バルブのラッピング
IN&EX全てのシートを交換。カット角はおまかせで。
新規購入のバルブのラッピングも行ってもらう。
残念ながらEXバルブはアフターパーツの、ナトリウムが入っていないタイプ。
バルブ径はスタンダードのまま。


クランクのチェック
痛めた2番のチェックと親・子メタルのマッチング。
クランクメタルは元々スタンダードが入っていたので、1アンダーを購入。
これまたバージンクランクだったのか。

さて加工を依頼している間にその他パーツの洗浄。
古いガスケットは丁寧にこそぎ落とし、当たり面は軽くオイルストーンで整えておくと
密着が良くなりオイル滲みを防げる。エンジンはアルミ製で柔らかいので、
やり過ぎに注意。さじ加減が難しい。




















せっかくなのでフロントカバーのタイミングギア・ブッシュの摩耗もチェック。
幸い交換には至らなかったが、十字のオイル溝の掃除も忘れずに。




















スタッドボルトはダイスでねじ山をさらっておく。
ウォーターポンプが付くこのスタッドは水が廻って腐食して痩せてしまっている例も多い。





ひたすら洗浄。今回はガソリンにて。オイルポンプは後で分解と調整を行う。

















































2010/03/24

cuore sportivo vol.2

せっかくエンジンを組むのなら、やっぱり色々と欲が出てくる。
で、なんとなく基本コンセプトを。

○基本はノーマルに毛が生えた程度、街乗り+あわよくばサーキット
○若干のハイカム
○キャブは45φ
○純正ハイコンプ
○腰下ノーマル
○軽量フライホイール

当初考えていたのはこれぐらい。以前のヘッドはオイル下がりが酷かったので
シートリングやガイド、バルブ周りは交換が必要。
オイル上がりも同じ様子なのでライナー/ピストンはセットで交換が必須。
コンロッドメタルを消失させたのでクランクもチェックしなくてはならない。
ウォーターポンプも逝っていたし、クラッチも減っていたので要交換。
ベースエンジンがあっても交換パーツだけで結構な額になり、
場合によっては加工代も嵩むことが考えられる。
なのであまり無茶な仕様は望まないことに。

そうと決まったらまずは部品調達。
(もちろん工場には事前に部品を持ち込むことも了解してもらっている。)
なかなか一カ所で全てと言うわけにはいかず、Centerlineを中心にClassicAlfa
International Auto Partsと都合3カ所にオーダー。
web上では在庫があっても見積もり時点で欠品を告げられることもあるし、
邦貨換算で単品は国内よりは安いけれども、係る送料や納期、ミスもまれにあるし、
部品のクォリティとて誰の保証があるわけでは無いのであくまでもown riskで。
ClassicAlfa以外は以前にオーダーしたことがあったけれど、
IAPの送料がいつのまにか超特急のUPSしか選べなくて送料が凄かった…。
(2009/10にInt'l shippingがUSPSになり安くなりました。)
Centerlineは以前FAXで見積もりを出していたが、全てonlineで出来るようになったので便利に。

部品が到着し、自分の手が空いた2008/10初旬。まずはばらしていなかったバルブ周りを外し、
購入したバルブやバルブガイド、カム、ヘッド、クランクやメタル、ブロックをまとめて
加工屋さんに発送。ヘッドの歪みが酷くなかったり、痛めたクランクが使えれば良いのだが。





















2010/03/21

cuore sportivo vol.1

ようやく本編らしきものに。

載せた中古エンジン、お疲れではあるがまだまだそれなりにパワー感はあるし、
致命的なオイル下がり/上がりの症状が出ていたわけではないので
それほど差し迫ってエンジンO/Hしなくては、と考えていたわけではない。
しかしメカの松平さんと話しているうちに、上も下も色々と音が出ているので、
まあ無問題というわけではないですよ、サーキット? 到底無理っすね、
トドメを刺すつもりですか、とのご託宣。
普段乗っていると音が徐々に大きくなっていっていることになかなか気がつきにくい。
工場に並んでいるジュリアのアイドル音を聞いてみると、同じ車かと驚くぐらい静か。
いままでそれほど意識したことはなかったので、これは衝撃的だった。
ジュリアにありがちな、多少調子悪くても基本的にタフなエンジンなので
ついついトドメを刺すまで乗ってしまう&本来のスペックに到底及ばなくても
なんとなく走れてしまうので、こんなもの、という誤った認識。

ああ新品のエンジンで走ってみたい、できることなら自分の手で組んだエンジンで。

しかし「自分の手で」という点でかなり逡巡。ノウハウどころか多気筒、4ストロークの
エンジンすら組んだことは無い。工具、場所、経験etc、足りないものばかり。
人に丸投げしてしまえば結果についてその責は基本的に自分は負うことは少ないが
自分でやる以上、何からも逃れられない。火を入れた瞬間に水泡に帰すことだって考えられる。
決して安くはない部品、加工代、レイバーコストはまあ、自分の時間工賃だから無視wとして
それらが全てパー。
場所を借りる、にしても、そもそもそれを生業にしているプロの手を頼らずに
場所や工具だけ貸してくれ、困ったときは助けてね、なんて我ながらまあ図々しい話。

さんざん迷ったけれども松田さんとよく話し合い、ちっぽけな情熱と勿論ロハと言うわけには
いかないので、いくばくかの場所代と焼肉(?)でなんとか助けてもらえることに相成りました。
こんなバカチンは初めてだ、と。はは。

radiko

視線を送って「観」なくては訳解らん番組ばかり、CMになるといきなり
音圧が変わって(実際はそんなことないらしいが)いちいち集中が邪魔される
TVと違って、ラジオは自分のような「ながら仕事」をする人間には向いている。
iTunesでシャッフルでも良いのだけれど、のべつ幕無しに音楽ばかりは意外に疲れる。
その点ラジオだと適当な音楽としゃべり、ニュースや天気、時報のジングルなど
意識の邪魔をするほどではない変化があって疲れない。
TVと違って「間」のタイミングが心地よい気がする。

ところでInterFMやJwaveは昔に比べて音楽の比率が減ったような気がするけれど
実際どうなんだろうか。なんとなくトーク中心のラジオ局だとどこも似たり寄ったりに
なるし、かける音楽もレーベルゴリ押しの「売りたい」曲ばかりでツマラン。

PC付けっぱなしなんだからUSBのチューナーでも買おうかなとずっと考えていたんだけれど
エアチェック(古!)するわけではないし、ま、特別必要無いか、と。
しかしついに! IPサイマル放送(まだ正式運用では無いけれど)開始。
一足先にiPhoneアプリでFM東京が試験運用していたんだけれど、
PC版はFM・AMよりどりみどり。
ああ良い時代になりました。

2010/03/09

no title

うう乗りたい…
でも仕事が終わらない…





















2010/03/02

one perfect sunrise

たまには自分で撮った動画を。
とは言っても楽曲はゴニョゴニョ。
基本的には著作権者のクレームや、アップロード時点で何らかの
マッチングがあると即音声停止や視聴地域制限が課せられるんだけど、
まったく何も無いこともある。変なの。

しかしフルHD動画が一眼レフカメラでちょいちょいと撮れる、スバラシイ。
使い勝手は別にして、色々なレンズも試せるしシステムはコンパクトだし、
REDなんかと比較してその価格の低さ。比較しちゃいけないか。

一眼レフも普及機だとミラーレス(もう一眼「レフ」と呼ぶには語弊がある)でEVFだけ、
当然のごとく動画撮影もこなすという、スチルとムービーカムの境が無くなってきている。
さすがにフルHDだと編集や再生にCPUもGPUも凄くパワーが必要だけど、それはなんちゃらの
法則で今に始まったことではないので、甘んじて受けましょうか。

願わくば前のエントリーのような番組が、フルHDでオンデマンド配信されればいいのになあ。
そういえば地デジチューナーも買ってないし、テレビ(正確にはモニター)も壊れたまま。
光回線とInternetだけが頼りな今日この頃です。

*memo*
cam:5D mark II lens:EF24-105 F4 L IS
24mm F4 SS:1/30 IS: off ISO:auto
1080p