前回で終わらせて本題に入るはずだったんだけど、もう少しおつきあいを。
かつて第三京浜玉川出口のそば、環八沿いにあった洗車場で、深夜というか早朝に
ひとりで黙々と洗っていると、何の変哲もないマークII(ジャガーさんではなく三河の)が
近づいてきて頭にバンダナ巻いた変な人に話しかけられた。
「俺もさあ、2000乗ってんだよ!」
色々話してみるとまあクルマバカというのはわかった。でもマークII?
それはさておき、
「俺、ディノも持ってるんだ。ちょっと今から取ってくる。まだここにいる?」
っていうんで、いいかげん眠いけれど怖いモノ見たさで待つことに。
しばし待つと、ホントに来た! ディノ246GT。
「となり乗る? 三京行こうぜ」
一往復してまた洗車場でしばし歓談。土曜日(日曜だったかな?)の早朝、
殆ど毎週箱根に行ってるんで一緒に行こうぜ、っていうんでお互い電話番号交換。
その変な人の名前は○○さん。
はて? このアヤシイ風貌とどっかで聞いたような名前。も、もしや…
のちに2000GTV同士で箱根に行った時、もうすぐ手放すんで乗り換える? なんて
聞かれたけれど、さすがにちょっと愛着が出始めたところだったので心が動いたがお断りしました。
そのアヤシイ人のは確かにボディの程度が良く、エンジンも絶好調。
フロントにでっかいフォグ付けてたっけ。箱根の霧対策だぜ、とか。
その後も「セブン(広島のではない)買ったぜ!」って言うんで行ってみると
真っ黄色の奴。86のホーシング移設だのエンジンがどうたら色々聞いたけれど
詳しい事は忘れた。というか某雑誌に連載していたのでそちらを読んでくださいませ。
前置きがクソ長いですが、その走るDJに誘われて何度かめの朝箱。
お尻にでっかい羽根の生えた内張のないポルシェ軍団とか
シフトダウンでアフターファイヤーが1mぐらい舞上がるようなGT-Rだとか
いつもわんさかいるんですよ。関係ないのにテンションあがるわけです。
油圧警告灯がかすかに点いたり消えたりしていたのは記憶しています。
この時点ですでに油量足りていないわけで、無視せずに注ぎ足していれば…
そろそろ帰ろうぜ、とディノのケツを眺めながら下り始め、幾度かのシフトダウンを
繰り返すうちに、カンカンカン…
あれ? 何の音?
ある回転から上げるとカンカンカンカンカンカン…
しばらくすると回転を上げなくても音が出るように。
万事窮す。
バラライカの駐車場で救援を頼みました。
つづく
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